「音声入力」と「キーボード入力」実際のところどちらが作業しやすいのでしょうか?
それぞれのメリットとデメリットをあげて比較してみたいと思います。
音声入力とキーボード入力でテキストの入力にかかる時間の比較
例として次の文章で音声入力で入力した場合とキーボード入力で入力した場合の時間を比較してみました(文字数:63文字)。
この記事では音声入力とキーボード入力でテキストを入力した際にかかる時間またその時の疲労感などについて比較してみたいと思います。
- キーボードで入力した場合:32秒(めちゃめちゃ頑張って速く入力した時)
- キーボードで入力した場合:42秒(普通に急いで入力した時)
- 音声入力で入力した場合:12秒(発音のミスなし、一発で入力できた時)
私は特別タッチタイピングが早いわけではありませんが、この時は時間を測定するということで1回練習した後でタイムを測定しました。なのでこの時は、ほとんどキーボードのうち間違いをせずにかなりスムーズにキーボードで入力できた、その時にかかった時間です
めちゃくちゃ頑張って速く入力できたと感じたその時は32秒でしたが、とてもこれは続けられないなという感じです。もしこれをずっと続けたら確実に腱鞘炎になるだろうなという感じでした。
※一般的には1分間で80文字入力できればタイピングが速いと言われるようです。たまたまかもしれませんが、この時の僕はそれを上回るペースで入力できました(IMEの予測変換を使っているから速かったのかもしれません)。
事前に1回練習しているということも考えると、「普通に急いで入力した63文字で42秒」というのも実際に僕がブログをキーボードで入力するペースよりも速いような気がします。
多分私の場合、実際には1分間で60文字のペースで文字を入力できれば上等というところじゃないかと思います。
次に、これらのキーボードで入力した時に比べると音声入力の場合は圧倒的に速いです。
音声入力で入力した場合にかかった時間は上記の63文字の文に対してたったの12秒です。今回は音声入力する際に、キーボードを使わずに一発で入力できたのでこの時間となっています。
そしてキーボードを使っていないので指は全く疲れていません。
実際に音声入力でブログを書く場合には、キーボードで若干の修正を加えるので、もう少し時間の差は縮まりますが、それでも僕の印象としては音声入力の場合はだいたい文章を入力する時間が半分ぐらいにはなるという印象です。
実際にこのブログは、大体2100文字程度の記事になっています。1分間で60文字のペースでキーボード入力すると単純に考えて文字の入力だけで約35分程度かかる計算になります。そして35分間休まずにそれなりに急いで入力するというのはかなり大変でかなり疲れると思います。
一方で音声入力で記事を書く場合は、ざっくりテキストの入力時間をその半分とすると文字の入力だけ考えれば単純に計算すると「17~18分程度」ということになります。
キーボード入力と音声入力のその差はこの場合「17~18分」となりますが、実際には2100字の記事を書く時には書き直したりする事もあるのでもっと差は大きくなると思います。また指が全く疲れないのと、記事の内容を考えることに集中できるので効果としてはそれ以上のものがあると思います。
音声入力のメリットとデメリット
音声入力のメリット
- 入力する内容が決まっている場合は速く入力できる(個人差があると思いますが、私の場合は入力時間が約半分程度になっていると思います)。
- キーボード入力に比べて肩がこりにくい、指が疲れない。
- 手が空くため他の作業をしながら入力ができる。
- テキストの入力に時間があまりかからないので文章の内容を考えることに集中ができる。
音声入力のデメリット
- 無指向性のマイクを使ってる場合は他の人の会話を拾ってしまう。
- 入力した内容を少し修正する必要がある。
- 認識しづらい言葉がある。
- まわりに人がいる時は使いづらい
※筆者の作成したソフト「話してパソコン入力 via the Web」はVer.2.0.1からうっかり話した内容を音声入力したくない場合や、会話をしながら音声入力するような場合にも対応できるようになります。
キーボード入力のメリットとデメリット
キーボード入力のメリット
- 音声入力よりも正確に入力することができる。音声入力よりも誤字が少なくなるような気がする。
- まわりに人がいても問題が無い
キーボード入力のデメリット
- 入力する内容が多い時は入力作業に時間がかかってしまう。
- 長い時間タイピングしてると指が疲れる、または肩がこる。
まとめ
結局のところは音声入力とキーボード入力それぞれにメリットがあるためそれぞれを効果的に使うのがいいと思います。
私が実際にこのブログを書くときは8~9割は音声入力で入力して、細かい点の修正をキーボードで行ったのが1~2割という感じです。音声入力を効果的に使うことでパソコンを操作する時間を短縮できると思います。パソコンでも音声入力を積極的に使ってみてはいかがでしょうか。特に肩が凝りやすい人や目が疲れやすい人などは一度試してみることをおすすめします。
筆者が開発した音声入力ソフト「話してパソコン入力 via the Web(愛称:Sokki Voice)」のダウンロードから音声入力するところまでを紹介している記事を読む方はこちらをクリックしてください。
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